※法律で表記に関して制約があります。実績のある団体の認証があれば例外として認められておりますので、自称ではありません。
※表記や認定がない場合、個人による価値観で基準があいまいですので選ぶ際には話をよく聞いて選びましょう。
【MOA自然農法プラチナ、自然農法】です。
耕作面積の約1.3ha認証を受けています。
1.3haの内、天然ミネラルがMOAの認定基準より外れているため、りんご、ブドウ、西洋ナシは認定を取り消しました。これはさらに一歩良い農産物を育てるために、必要だと判断したためです(天然ミネラルのみで、農薬等は使用していません。)。
※15年程試行錯誤した結果、果樹(りんごやブドウ)は土壌固有の養分が不足している場合があり、その場合は天然のミネラルを適量補給します。
※植物性資材(植物性堆肥・残渣、緑肥)、天然ミネラルのみ使用。
【使用している資材】
緑肥
落葉(一部)、草、モミガラ(暗渠)、野菜残さの堆肥(状況に応じて)、食酢(りんご、ブドウ)。
草木灰(不足している場合に限る)。
天然ミネラル。
【種、苗】
自家採種、自然農法種子、F1種子、種イモは自家採種を利用。
苗は自家育苗(無農薬・無肥料)です。
※平成29年4月1日発行、MOA自然農法ガイドライン実施要項参考
自然農法の中で植物性資材のみを使用して栽培した農産物です。
というように当農園の自然栽培・自然農法の農作物は圃場の認定や検定を受けた所で育てられています。
【有機栽培よりも厳しい基準を守り、食の安全に配慮】
有機農産物で使用可能な資材(堆肥やボルドー液など)、当農園の自然農法では使用しません。
栽培上の都合で使用は認められていても、体に良くないものもあるからです。
栽培法の結果が必ず収穫物として現れます。現れているのが実際の違いです。
【自然農法の考え方を少し紹介】
このサイトでは自然農法ではなく自然栽培と表記している所が多いですが、自然栽培の方が認知性が高いと思っているからです。違いはありません。
自然農法ガイドラインの一番初めには
「私たちは、自然の一員として生かされており、自然の働きを尊び、それに応じた生き方を実践する事が大切である。自然農法は「自然尊重、自然順応」を基本としており、私たちの生活や健康に欠くことの出来ない農産物を生み出す事だけでなく、国土や地域の自然を守り、人々の生活や文化を支える重要な営みである。
また、自然農法は「心のあり方」を大切にしている。土壌や作物にも命が宿り、愛情をかければそれに応え、作物が健全に育つと捉えている。
生産者生産者は、次のことを心得として自然農法を実践する事が大切である。
と書かれています。
自然農法実践者は、多くの時間と愛情をかけ作物を育てています。
※具体的な栽培方法に関しては、マニュアルはなく、ガイドラインや経験に基づいて各々が適切な方法を考え栽培しています。それは、その場所で作物が一番上手に育つ方法をとるので、生産者の考え方と相まって、それらが凝縮したそこだけのオリジナルの農産物になります。
自然界の生物的営みを阻害する事の少ない、植物性有機物や腐植を主な栄養源とし、微生物の分解過程を経て植物の栄養とします。
品種改良された安全な作物と、分解の過程を終え安心できる適切な栄養のもとに育てられています。
遺伝子組み換え作物も必要となりません(当農園では使用しませんが、厩肥等を利用する場合は作物、収穫物の害にならないよう、家畜の飼料は人為的な化学物質が含まれていないものを利用し、抗生物質も使わないものを適切な分解過程を経て適量を使用するのは良いと思っています。)。
当農園では農薬(植物性・化学性)等、植物に人為的に作用する物を一切使用しておりません。
※遺伝特性的に病気に弱いりんごに限り、植物活力液や、安全な野草から自作した、ミネラル液の使用を検討しています。
作物や土壌が健康でなくなる原因の解消を何よりの治療としております。
病害虫が発生する状態は、植物の栄養状態と生理機能が乱れた状態であり(例外もある)、根本的な対策が必要とされています。農薬の散布といった、病気という現象に一時的な対応行い、農薬の連用となるような方法を解決方法としていません。
畑の生態系や環境破壊、医療の分野でも問題になっている生活習慣病や様々な病気や体の不調を防ぐために、実際に発生している事象から栽培の基準を考えています。
その一つが、人体の機能「腸」から考えた農作物の栽培方法です。どの様な作物が体にとって良いのかを考え、方向性を決めています。
・自然科学を一番の師(規範)とする。美味しく健康な作物を育てるため、農法問わず知識を集め精査し利用する。
・不耕起(小耕起)、多様な輪作・被覆作物の利用を行い有機的な繋がりをもつ「生きている土壌を育て続ける」。
・無理な栽培を行わず、土壌と植物の特性に合わせる。
・口に出来ない、害の恐れがあるものは使用しない。(散布や施肥等)。
・造成等で人工的に畑が作られた場合は、自然に近い機能を取り戻させる手助けを行う。
・(主にりんご)実際の現場から遺伝子的に栽培が難しいと判断される場合は、少量植物の活性を高める資材(植物性)を使用するか、品種改良を行う。
・種子は出来るだけ自家採種した種を用いる。固定種では食味の良くないものは美味しいF1種を使用する。
・美味しくないものは販売しない。畑にて還元します。
【自然農法の栽培面積1.3ha】
・果樹-りんご、ぶどう、ハスカップ、カシス、洋ナシなど約65a
・野菜-トマト、エンドウ、ジャガイモ、スイートコーン、かぼちゃ、キュウリ、野菜セット用など約65a。
食べものは「土から生まれ」ており、土の健康状態が植物、それを食べる動物や人の体の調子を左右しています。
自然農法の創始者は「岡田茂吉」(MOA)です。
岡田茂吉氏は農家ではありませんでした。自身の体を壊した事で、健康法の一環として、食事も見直し、農産物の生産方法の違いが与える影響を目の当たりにしました。そうして、自然農法が生まれました。
(他にも、岡田氏は色々な活動を行っていたようですが、自然農法は宗教ではありません)。
「わら 一本の革命」で有名な福岡正信氏は岡田氏の弟子にあたります。
福岡氏は自然農法についてこのように言っています。
「自然農法とは、人知も人為も加えない自然そのままの中に没入し、自然とともに生きていこうとする農法である。どこまでも自然が主体で、自然がものを作り、人間はこれに奉仕する立場をとる。」
私の解釈では、この場合周りの環境、「自然」という意味で使われる訳ではありません。その環境を作り上げた仕組みを「自然」と表現すると認識しています。
「自然」とは何でしょうか。福岡氏はわかりえないものだと。自然とは人を通してみた事だから。
言葉の表現出来ない事もあるので、体で感じる事が自然を把握するのには一番良い方法のようです。自然農法が誕生した経緯はこのようなものがあります。
当農園での自然農法という意味は「自然法則や仕組みを理解し、応用する。」とい事になります。
こうなると一生かかっても学び切れませんが、何でも勉強や学ぶ姿勢は大事という事で、再現性のある農法です。
一般社団法人 MOA自然農法文化事業団の、MOA(エムオーエー)自然農法の認定を受けた畑で育てたものをお届けします。
有機JASよりも厳しい、日本でトップクラスの基準です。
農薬・無化学物質、動物性堆肥不使用等一切不使用です。農薬や肥料を使わなくても良い状態を整えることで、不必要としています。転換中の畑では植物性残渣を使用する場合があります。
簡単に言うと農薬・化学肥料・動物性堆肥を使用しないで栽培する農法です。「人の健康を保つためにはどうすればよいか」という考えから生まれました。それぞれの畑に合った方法で、工夫して育てます。
その仕組みに反する行為を行うと、自然の仕組みにより淘汰されます。逆にそのルールにさえ従えば無農薬・無肥料でも栽培可能です(具体的な技術に関しては別ページをご覧ください)。無農薬・無施肥で収穫出来るかどうかについては、遺伝子や地球の原子、植物の生理等について調べれば理解出来ると思います。
五感で楽しむ事が出来ます。本当に美味しいものは「あっ…」となります。甘いだけの美味しいとは違います。 栄養、機能性の分野でも注目されています。仕組みの整った自然栽培・農法だけでしか味わえません。
一般のものより収量は劣ります。しかし、一つ一つ野菜本来の味が生き、料理の味付けも必要ないくらいです。そのままが一番旨いです。ドレッシングや調味料の味がおいしくなく感じるかもしれません。
当農園の場合はどちらも同じ意味です。使い分けている理由は、検索で見つけやすくしてもらうためだけです。
身近に感じる野菜作りですが、基本があるという事をご存じない方も多いと思います。周りから聞いた話だけを参考にしては自然栽培は出来ません。
知識を身に着けたら、畑を診ます。目視で確認できる範囲で日あたり、排水性、風あたり、付近の環境、草の様子、立地などです。
土壌診断の結果を参考に何を栽培するか、どうするのか検討します。
・家で育苗は電気温床を使用しています。安定しており、管理が楽だからです。
野菜と基本的な考え方は同じです。育苗すれば大苗になり、細根が増え結果年数が早まります。地植えは直根が多いと感じます。
自然農法では不耕起栽培か耕起栽培か議論があると思います。